毎年、国内外から多くの方が京都へ訪れる紅葉シーズン。見頃は年によって1週間ほど前後しますが、京都市街では例年11月中旬から下旬にかけてピークを迎えます。
京都は南北に長い形状のため、北部は10月下旬~11月中旬にかけて紅葉が進み、1週間ほど遅れて京都南部に紅葉前線が移っていきます。
つまり、京都全域で見ると紅葉が楽しめるのは10月下旬~12月初旬。また、紅葉が散ってしまった後でも地面が一面赤く染まる「床もみじ」スポットもたくさんあるので、12月中旬まで紅葉が楽しめるエリアもあり。
そこでこの記事では、京都中心部の紅葉スポットや期間限定で特別拝観が可能になる神社・寺、そしてライトアップ情報を紹介します。京都の秋を堪能したい方は必見です!
なお、ライトアップや特別拝観は、実施される日程や時間、料金が年によって変わります。この記事では例年の開催時期を目安として記していますので、お出かけ前に各施設の公式サイトで最新の情報をご確認ください。

京都中心部エリアの特徴は?

京都の中心部に位置する洛中エリアは、京都駅周辺や錦市場など、買い物・グルメスポットがたくさん。
さらに、東本願寺などの歴史的名所はもちろん、京都水族館や京都鉄道博物館など、世代を問わず楽しめる名所も豊富です。
「京都らしさ」を短時間で一通り楽しめるエリアなので、京都に短時間しか滞在できない方におすすめです。
それでは、早速このエリアの紅葉ライトアップ&特別限定公開があるスポットを紹介していきます!

【二条城】昼も夜も楽しめる!二条城まつり&NAKED meets 二条城

元離宮二条城には、本丸御殿にある本丸庭園、二の丸御殿にある二の丸庭園、そして和洋折衷の趣がある清流園の3つの庭園があり、秋にはイチョウや楓、ツツジが各庭園を彩ります。
そんな二条城では、昼夜にかけて秋を楽しむイベントが開催されます。
昼には、城内を巡ってオリジナル絵柄を完成させる「二条城重ね押しスタンプラリー」や、京都の和菓子、お酒、伝統工芸品の名店が集う「京の名産品展」などが開催されます。
そして夜には、二条城の歴史の重みを照らす月の美しさを表現したライトアップイベント「NAKED meets 二条城 」が楽しめます。
プロジェクションマッピングや光、音、香りといった空間演出が歴史的な建物を彩ります。
どちらのイベントも早割料金があるので、気になる方は早めにチェック!
| 二条城まつり 開催時期の目安:例年10月下旬〜12月上旬 ※昼夜入替制でそれぞれチケットが必要 ※本丸御殿は別途の観覧料と事前予約が必要 場所:二条城(京都市中京区二条通堀川西入二条城町541) 詳細:https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/event/ |
| NAKED meets 二条城 開催時期の目安:例年10月下旬〜12月上旬 場所:二条城(京都市中京区二条通堀川西入二条城町541) 詳細:https://event.naked.works/nijojo/autumn/ja/ |

【北野天満宮】全方面で美しい!史跡御土居のもみじ苑

北野天満宮の御祭神である、菅原道真公と深いご縁のある紅葉。
境内の隣にある史跡御土居のもみじ苑では、朱塗りの太鼓橋「鶯橋」や、国宝御本殿を含めて境内を一望できる展望所から、赤く染まった木々の美しさを楽しめます。
御土居とは、豊臣秀吉が外敵と川の氾濫から市街地を守る目的で築いた土塁・堤防のことですが、今では紅葉の美しさを楽しむために建てられたのでは無いかと言えるほどの絶景スポットになっています。
もみじ苑では、ぜひ紅葉を見上げる景観と見下ろす景観それぞれをお楽しみください。期間中は、あわせて千利休が考案した和菓子「麩の焼」を再現したお菓子も食べられますよ。
| もみじ苑公開 開催時期の目安:例年11月上旬〜12月上旬 ※ライトアップは11月9日から 場所:北野天満宮(京都市上京区馬喰町) 詳細:https://kitanotenmangu.or.jp/guidance/odoi/ |

【妙覺寺】あるがままが素晴らしい「法姿園」特別拝観

織田信長や伊達政宗が京都滞在の際に宿所として使っていた妙覺寺。千利休によるお茶会も開かれ、織田信長の定宿として愛されていました。
通常、堂内や庭園は非公開ですが、春秋には特別公開が行われます。境内にある3つの庭園のうち、特に本堂前の法姿園は苔庭と紅葉のコラボレーションが美しく見ものです。
この法姿園は、妙覺寺の経典である法華経「あるがままで素晴らしい」という教えにならい、掃除以外の手は加えず自然のままの姿を維持している”自然庭園”と呼ばれています。
ぜひ、苔の色とまだらに色めく紅葉の美しさをじっくり観賞してください。
| 秋季特別拝観 開催時期の目安:例年11月中旬〜12月中旬 ※ライトアップは11月22日(土)~12月14日(日) 場所:妙覺寺(京都市上京区上御霊前通小川東入下清蔵口町135) 詳細:https://temple.nichiren.or.jp/5011012-myoukakuji/ |
【梅小路公園】都会のオアシスで楽しむ梅小路公園紅葉まつり
京都駅から歩いて15分ほどと好アクセスで、近くには京都水族館や京都鉄道博物館もあるため家族連れに人気の梅小路公園。
ピクニックや散歩に最適な芝生広場や、日本の伝統的な庭園が美しい「朱雀の庭」など、市民が穏やかに過ごせる憩いの場です。
秋には、朱雀の庭で紅葉のライトアップが行われ、昼とは違った美しさが楽しめます。暗闇のなか、鏡のように池に映る紅葉の姿は圧巻ですよ。
| 梅小路公園紅葉まつり 開催時期の目安:例年11月下旬〜12月上旬 場所:梅小路公園「朱雀の庭」(京都市下京区観喜寺町56-3) 未就学児無料 詳細:https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=3731 |
【京都迎賓館】秋の夜間延長公開で晩秋の雰囲気を愉しむ


海外からの来賓を出迎え、晩餐会や大臣会合、式典などが行われる京都迎賓館。見どころは、主に以下5か所。
- 正面玄関:伝統建築と現代建築が融合
- 聚楽の間:西陣織や竹工芸といった伝統技術が随所に散りばめられたゲストの控室
- 夕映の間:壁面装飾が美しい晩餐会の待合
- 藤の間:最大120名の会食が可能な大広間
- 桐の間:芸妓や舞妓による舞も楽しめる和の晩餐室
通常、日中にガイドの案内を受けながらじっくり観覧できるガイドツアーが行われていますが、秋には期間限定でライトアップが楽しめる日があります。障子が大きな行灯となって部屋を透かし映す様子や庭の大池を華やかに彩る壁面装飾が、晩秋の静かな風情を演出していますよ。
迎賓館の中は日没後は真っ暗になるため、懐中電灯などを持参すると安心です。
| 京都迎賓館 場所:京都御苑内 清和院休憩所(京都府京都市上京区京都御苑23) 詳細:https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/ ガイドツアー予約:https://form.geihinkan.go.jp/entry/p01?lang=ja&place=kyoto |
【妙顕寺】ライトアップ&夜間特別拝観

豊臣秀吉が定宿として利用していた妙顕寺。静かな住宅街にあり、総門から本堂にかけて続く参道の両側は紅葉と松の木が交互に並び、緑と赤が対比する様子が魅力的です。
特別拝観のライトアップでは、紅葉の美しさはもちろん、庭園に施した「四海唱導の庭」の渋さを含んだ美しさも見どころです。
また、江戸時代の画家であり工芸家である尾形光琳が手掛けた「光琳曲水の庭」も見ごたえがあるので、日本の伝統工芸に興味がある方も楽しめますよ。
| 妙顕寺 開催時期の目安:例年11月下旬〜12月中旬 場所:妙顕寺(京都府京都市上京区妙顕寺前町514) 詳細:https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=5030 HP:https://shikaishodo-myokenji.org/ |
京都の紅葉観光に役立つTIPS!

京都の紅葉シーズンである11月以降は、日中と夜の寒暖差が大きくなります。
そのため、訪れるなら脱ぎ着しやすい上着があると便利です。
また、京都は坂道や砂利道も多いので、スニーカーなどの歩きやすい靴が鉄則!
そして、混雑を避けるためには日中なら早朝、ライトアップを見るなら遅めの時間がおすすめです。
まとめ
今回は、京都の中心部・洛中エリアのライトアップや特別公開がある紅葉スポットをピックアップしました!
二条城や北野天満宮などの定番スポットはもちろん、梅小路公園などの広大な敷地が紅葉で染まる姿は、ぜひ見ておきたいですよね。
京都駅から近い京都中心部にあるので、夕方から夜にかけて気軽に見に行けるのもポイントです。
ぜひ、訪れたい観光スポットや時期とあわせてチェックしてみてくださいね!














