京都天橋立を発着とする京都丹後鉄道の観光列車「丹後くろまつ号」。
洗練された列車のデザインはもちろん、絶景と美味しい食事が楽しめるレストラン列車として人気を集めています。
今回は、そんなくろまつ号の【2026年10月~2027年3月の秋冬コース】を詳しく紹介します!
観光列車が好きな方や、京都天橋立に旅行する予定のある方、また絶景と美味しい食事を楽しみたい方は必見です。
観光列車には「あかまつ号・あおまつ号・くろまつ号」の3つがある!

「あかまつ号・あおまつ号・くろまつ号」は、京都丹後鉄道の観光列車です。
列車の外装と内装は水戸岡鋭治氏がデザインしており、木材を基調とした暖かみのある雰囲気は、「水戸岡ワールド」として好評です。
あかまつ号は丹後珈琲やケーキのほか、天橋立ワインなど軽食を楽しめる予約制のカフェ列車。そしてあおまつ号は普通運賃のみ・予約不要で気軽に乗車できる観光列車です。
そしてくろまつ号は、車内でコース料理を楽しめる完全予約制のレストラン列車です。
半年に1度コースの内容が変わるので、それぞれの違いを楽しみにリピートしている方がいるほど人気なんですよ。
3種の列車の運行ルートや料金の早見表はこちらを参考にしてください。
【あかまつ号・あおまつ号・くろまつ号比較早見表】
| あかまつ号 | あおまつ号 | くろまつ号 | |
| ルート | 西舞鶴~天橋立 | 西舞鶴~網野西舞鶴~豊岡 | 福知山~天橋立天橋立~西舞鶴 |
| 価格 | 普通運賃+乗車整理券800円 | 普通運賃のみ | モーニングコース6,800円 ランチコース15,000円 地魚コース7,500円 |
| 予約と座席 | 原則予約制自由席 | 予約不要自由席 | 完全予約制指定席 |
| 運行日 | 火、水 | 毎日 | 金、土、日、祝日 |
| 1日の運行時刻 | 計4本 | 計4本 | 計3本 |
3つの列車の違いや時刻・料金について詳しく知りたい方は、以下の記事をチェック!

【2026年10月~2027年3月】くろまつ号の秋冬コース

くろまつ号のコースは半年ごとに替わります。2026年10月から2027年3月までの秋冬は、次の3本立てです。
・モーニングコース「まろんでろまんな列車旅」 6,800円(税込・お土産付き)
・ランチコース「海軍レシピでめぐる列車旅」 15,000円(税込・お土産付き)
・地魚コース「フレッシュでフィッシュな列車旅」 7,500円(税込・ワンドリンク付き)
モーニングコースは天橋立着、ランチ・地魚コースは天橋立発の列車です。運行日は金・土・日・祝日で、各コース24名まで。年末年始には運休する日があります。
予約は乗車日の3か月前の同日10時から。人気のコースは早い時期に埋まるので、日程が決まっているなら発売日に押さえておくと安心です。
ここからは、3つのコースをひとつずつ見ていきましょう。
モーニングコース「まろんでろまんな列車旅」|丹波栗を朝から味わう

| 区間・時刻 | 福知山 10:08発 → 天橋立 11:51着(約1時間40分) |
| 料金 | 6,800円(税込・お土産付き) |
| 運休 | 12月21日~1月7日 |
秋冬のモーニングコースは、丹波栗が主役です。コース名の「まろんでろまんな」は、マロンとロマンを重ねた言葉。朝の澄んだ空気のなかで、栗の甘みをひと皿ずつ追いかけていく構成になっています。
最初に出てくるのは「大地の恵みパイ」。栗ときのこをパイで包んだ一品で、焼きたての香りと秋の実りがそのまま詰まっています。続く芋栗のポタージュは、さつまいもと栗のやさしい甘さが重なり、朝でも無理なく食べ進められる口当たりです。
甘いものが好きな方に待っているのが、丹波栗のモンブラン「Tambakuri」と、時間をかけて炊き上げた渋皮煮。丹波栗は粒が大きく、甘みが濃いのが特徴で、栗そのものの味を確かめるには渋皮煮がいちばん分かりやすいかもしれません。
しめくくりは丹波黒豆と黒糖のわらび餅に、ほうじ茶のジュレを合わせた一皿。栗だけでなく、丹波のもうひとつの名産である黒豆もきちんと登場します。
| メニュー | 内容 |
| パイ | 大地の恵みパイ~栗ときのこのパイ包み~ |
| スープ | 芋栗のポタージュ |
| 副菜 | 但馬ピクルス |
| デザート | Tambakuri~丹波栗モンブラン~/丹波栗の渋皮煮/丹波黒豆と黒糖わらび餅、ほうじ茶ジュレ |
| お土産 | 丹波ガレット【丹波栗】 |
途中の大江駅で約35分停車するので、ホームに降りて一息つけます。車窓も、このコースならではです。福知山の城下町を出発し、緑の山あいと田園を抜けて、終点の天橋立では日本海の景色に変わります。朝の光のなかで風景がゆっくり移り変わっていくので、食事の合間に顔を上げる時間をつくっておきたいところ。
天橋立に11時51分に着くので、そのまま天橋立観光に出られるのも便利です。朝食を兼ねて乗り、昼からは股のぞきや観光船にまわる、という組み立てができます。
ランチコース「海軍レシピでめぐる列車旅」|舞鶴に残るレシピを現代の皿で

| 区間・時刻 | 天橋立 13:05発 → 西舞鶴 14:50着(約1時間45分) |
| 料金 | 15,000円(税込・お土産付き) |
| 運休 | 12月28日~1月7日 |
3コースのなかで、いちばんボリュームがあるのがランチコースです。テーマは舞鶴に所蔵されている海軍料理のレシピ。それを現代風にアレンジしたフルコースが、終点の西舞鶴に向かう約1時間45分のあいだに運ばれてきます。
舞鶴は、明治期に旧海軍の鎮守府が置かれた港町です。当時の艦上では、限られた材料で人数分の食事をまかなう工夫が重ねられ、そのレシピが記録として残りました。カレーコロッケ、クラムチャウダー、肉じゃが、茶碗蒸しと並ぶ品書きを見ると、今の家庭料理に近いものが多いことに気づきます。
前菜はゼリー寄せ、カポナータ、芋きんとん、アオリイカのマリネの盛り合わせ。中盤は豚角煮まんやローストビーフ丼が続き、和牛ハンバーグには黒いソースが添えられます。最後はエッグプディングで、お土産には「ビスケツト」。旧字づかいの名前にも、当時の雰囲気が残されています。
| コース | 内容 |
| 前菜 | ゼリー寄せ/カポナータ/芋きんとん/アオリイカのマリネ |
| 温菜・汁物 | カレーコロッケ/クラムチャウダー/肉じゃが/茶碗蒸し |
| 主菜 | 豚角煮まん/ローストビーフ丼/和牛ハンバーグ(黒いソース) |
| デザート | エッグプディング |
| お土産 | ビスケツト |
このコースは車窓のハイライトをまとめて通ります。ひとつは海のすぐ目の前を走る奈具海岸で、ここでは約15分停車し、降りて撮影できます。もうひとつは由良川橋梁。水面から約6メートルの高さを徐行で渡るので、川と海が一枚につながった景色を、ゆっくり眺められます。
地魚コース「フレッシュでフィッシュな列車旅」|夕暮れの日本海と旬の魚

| 区間・時刻 | 天橋立 16:05発 → 西舞鶴 17:24着(約1時間20分) |
| 料金 | 7,500円(税込・ワンドリンク付き) |
| 運休 | 12月28日~1月7日 |
3本のうちいちばん遅い便が、地魚コースです。夕暮れの日本海を眺めながら、旬の魚介と地酒を合わせるという組み立てで、1時間20分と短めなのも気楽に乗れるところ。
中心になるのは、京鰆(きょうさわら)と地魚のお造り盛り合わせ。京鰆は京都府のブランド魚で、脂の乗り方が穏やかなので刺身で味わいやすい魚です。水揚げがあれば「都まぐろ」のお造りも加わります。
温かい料理も用意されています。地魚の蟹味噌焼きと舞鶴ごぼう天の炙り、それに久美浜産の真牡蠣と舞鶴かまぼこを合わせた磯辺揚げ出汁。かまぼこは大正9年創業の老舗「嶋七」のもので、丹後ばら寿司をロールに仕立てた一品もつきます。
飲みものは地ビール・地酒・ソフトドリンクから1杯。お酒に合わせた品書きなので、丹後の地酒を愉しみたい方にもおすすめ。
| メニュー | 内容 |
| お造り | 京鰆と地魚の盛り合わせ(水揚げがあれば「都まぐろ」も) |
| 焼き物 | 地魚の蟹味噌焼きと舞鶴ごぼう天の炙り |
| 揚げ物 | 久美浜産真牡蠣と舞鶴かまぼこの磯辺揚げ出汁 |
| 食事 | 丹後ばら寿司ロール |
| ドリンク | 地ビール・地酒・ソフトドリンクから1杯 |
西舞鶴着は17時24分。秋から冬は、ちょうど日が傾いていく時間帯にあたります。奈具海岸(停車は約5分)と由良川橋梁もこのコースで通るので、ランチコースとは違う色の海を見られます。
3つのコースはどう選ぶ?目的別の早見表
同じくろまつ号でも、発着時刻も内容も違います。天橋立観光と組み合わせるならモーニング、食事をいちばん楽しみたいならランチ、短時間で気軽に乗るなら地魚コースがおすすめ。
| こんな方に | おすすめのコース |
| 午後から天橋立を観光したい | モーニングコース(天橋立 11:51着) |
| 食事をメインに楽しみたい | ランチコース(フルコース・約1時間45分) |
| 短時間で気軽に乗りたい | 地魚コース(約1時間20分・7,500円) |
| お酒を楽しみたい | 地魚コース(地ビール・地酒から1杯付き) |
| 甘いものが好き | モーニングコース(丹波栗のモンブランと渋皮煮) |
なお、ランチコースと地魚コースはどちらも天橋立発・西舞鶴着です。午前中に天橋立を歩いてから乗る組み立てにすると、1日を無駄なく使えます。
よくある質問
- 予約はいつからできますか?
乗車日の3か月前の同日10時から受け付けています。料理を準備する都合で、予約できるのは乗車の3日前までです。
- 年末年始は運行しますか?
運休する日があります。2026年度の秋冬は、モーニングコースが12月21日~1月7日、ランチコースと地魚コースが12月28日~1月7日の運休です。
- 定員は何名ですか?
1コースあたり24名です。席数が少ないので、日程が決まっているなら早めの予約をおすすめします。
- 飲食物を持ち込めますか?
車内への飲食物の持ち込みはできません。
- コースの内容はいつ変わりますか?
半年ごとに替わります。秋冬は10月から3月、春夏は4月から9月が目安で、毎年テーマも料理も変わります。
- どの駅から乗れますか?
モーニングコースは福知山発・天橋立着、ランチコースと地魚コースは天橋立発・西舞鶴着です。コースによって乗る駅が違うので、予約時に確認してください。
くろまつ号に乗るには?購入の仕方

くろまつ号は、以下のページで予約できます。
料理を準備する都合上、予約できるのは乗車の3日前まで。
3か月前の10時から予約開始されるため、人気のコースはすぐに売り切れてしまうこともあります。予定が決まっている方は、早めに予約しましょう。
予約後は、乗車駅窓口で予約受付確認書(メール画面)または、確認書をプリントアウトしたものを掲示し、「くろまつコース料金券」に引き換える必要があります。
車内への飲食物の持ち込みはNGなので、注意しましょう。
天橋立エリアのグルメを楽しめるおすすめ宿3選
観光列車利用の前後には、天橋立のグルメと温泉を楽しめる素敵な宿に泊まりませんか?ここからは、天橋立の食事が美味しいおすすめ宿を紹介します!
【瑠璃浜】大人数の旅行にも対応!
全棟に温泉とプライベートプールを備えている「天然温泉&プライベートSPA 瑠璃浜」。
全部で18棟あるお部屋は、サウナや温水プール、ジャグジーがあるタイプ、8名まで宿泊できるタイプなどさまざまなタイプをご用意。
「一度は両親に美味しいカニを食べさせてあげたい…!」「友人の誕生日を盛大にお祝いしたい」そんなニーズに応えます。
冬季限定のカニマルシェプランでは、活カニを刺身・しゃぶしゃぶ・鍋・焼きガニ・雑炊とお客様のお好きな食べ方で楽しんでいただけます。
大人気プランのため、気になった方は早めのご予約を。
| 天然温泉&プライベートSPA 瑠璃浜 住所:京都府宮津市日置3100-8 チェックイン場所:瑠璃浜 アクティビティセンター(カニマルシェ) Tel:050-3161-4582(10:00〜18:00) HP:https://www.rurinohama.jp/ |


【花菖蒲】温泉好きにおすすめ!
1日4組限定・1棟貸しのプライベートヴィラ「花菖蒲」。
各棟に金温泉・岩塩風呂・薬湯を配した露天風呂があるので、周囲を気にせず温泉をじっくり堪能したい方におすすめです。
部屋の内装も棟ごとにテーマがあり、洗練された雰囲気も魅力。
大人気のカニプランもおすすめですが、素泊まりプランを選べば近隣には鮮魚を美味しく楽しめる鮨「坐忘」や日本料理「天香」、イタリアン「Cielo」も利用できます。
好きなジャンルや食べたいメニューに合わせて選んでみてくださいね。
| 花菖蒲 住所: 京都府宮津市日置4267 チェックイン場所:瑠璃浜 アクティビティセンター(カニマルシェ) Tel:050-3161-4572 HP:https://www.hana-syoubu.jp/ |
【マリントピア・ザ・スイート】囲炉裏を囲んで家族団らん
天橋立の大自然を一望できる高台に位置する「マリントピア・ザ・スイート」。
全室1棟貸切型のスイートヴィラが、全13棟あります。
こちらもプライベートプールと天然温泉を完備しているので、贅沢な空間で旅の疲れを癒してください。
囲炉裏のある食事スペースでは、みんなで囲炉裏を囲みながらカニを堪能できます。囲炉裏があるのはマリントピア・ザ・スイートだけなので、日本ならではの雰囲気を楽しみたい方におすすめ。
宿泊の3日前までに連絡を頂ければ、天橋立駅から宿まで無料で送迎を行っております。
ぜひ、ご家族や大切な仲間たちとの旅行にご活用ください。
| マリントピア・ザ・スイート 住所:京都府宮津市日置4054 TEL:050-3161-4574(受付時間 10:00-18:00) HP:https://www.marinetopia-suite.com/ |

まとめ
今回は、京都天橋立を発着とする人気の観光列車「丹後くろまつ号」の2026年10月~2027年3月の秋冬コースを詳しく紹介しました!
丹波栗、舞鶴に残る海軍のレシピ、そして日本海の地魚と、どのコースも丹後ならではの食材で組み立てられています。
また、海岸沿いの景色が美しい奈具海岸・由良川橋梁など、丹後鉄道のなかでも随一の絶景ポイントも見ものです。
なにげない京都北部の田舎や田園も、心が癒される風景ですよ。
コースの内容は半年ごとに替わります。乗りたい時期の内容と空席は、公式の予約ページで確認してから計画を立ててみてください。














